ラベンダー
・名前 : ラベンダー
・学名 : Lavandula angustifolia
・科名 : シソ科
・使用部位 : 花
・成分 : フラボノイド、タンニンなど
おそらく、ハーブの中でも最もポピュラーなハーブの一つ、ラベンダーです。
ホテルやカフェなどでアロマを焚いているところも多く、おそらくこのハーブの香りは皆さまご存知でしょう。
ただ、それはおそらく精油の香りだと思います。
分かりやすく説明すると、アロマするときに入れる液体の匂いですね。
実のところ、このラベンダーはハーブティーにすると精油ほど花の香りはしません。
タンニンの苦味を増したよりお茶に近い香りがします。
アロマのラベンダーの香りが甘いと感じる方でもハーブティーにしたラベンダーは甘く感じないはず。
前回紹介しました、ジャーマンカモミールのほうがよほど甘い花の香りがします。
ジャーマンカモミール同様に、ラベンダーもまた馴染みの深く、古くから愛用されたハーブです。
ジャーマンカモミールは体の中から、ラベンダーは体の外からというイメージのほうが強いのが差異ですね。
ラベンダーはリラックス作用がすぐれたハーブの一つです。
香りを焚くだけで、より質のいい眠りにつけると評判。
アロマで焚くのがポピュラーですが、ラベンダーは本来香りが強いものですので、
強い香りが苦手な方にお勧めなのはハーブティーにして召し上がることです。
筋肉の緊張を和らげる働きがあるので、肩こりの方にもおすすめですよ。
紅茶のアールグレイにラベンダーをブレンドして飲むのがよく知られています。
お互い香りがつよいハーブですが、ブレンドするとほどよい感じで中和されます。
※注意!
ハーブティーはあくまで嗜むもの。
健康補助食品ではありません。ただし、ハーブには確実に有効成分が含まれており、
これは必ず万人受けするものではありません。アレルギーなどもあります。
特に妊婦さんは気をつけましょう。お医者さんと相談するのが一番!
◆おいしいラベンダーの淹れ方
1.ポット、カップにお湯を注ぎ温めておきます。 ※これはデフォルト!
2.350mlに小さじ1(2g程度)をポットにいれ、お湯を注ぎます。
香りが強く、ハーブティーでは苦味も増しますので、お好みで調整してください。
花にいきわたるようにくるくるとゆっくり注ぎましょう。
※ちなみに、ポットで沸かしたお湯は熱過ぎるので、沸騰してから数分待ってから注いでください。
3.ふたをして、7分ほど蒸らしてできあがり。
あとはおいしく飲む!
◆ラベンダーの購入
ラベンダーティーは意外に、市場では手に入れにくいハーブティーです。
アロマオイル用の精油などはスーパーでも手に入れますが。
ネット通販や生活の木でご購入してくださいね。